2021/10/01
狭山茶を研究する会のこと
農業というのは謎が多い。。。
就農年数を重ねるにつれ、その謎は深まっているように感じる。
私のお茶生産の教科書は、周りの先輩方であり、
畑を見せてもらったり、よく助言をいただきます。
(同業者でありながら快く教えてくださり本当に感謝です!)
しかし、管理の方法は人それぞれであるし、
真似をしてもその通りの茶園にはならないのです。
土質の違いなのか・・・気温の差なのか・・・
農業に正解はないといわれますが、その通りだと思います。
写真は埼玉県茶業試験場。
狭山茶の様々な研究が行われているこの施設で
入間茶研究会による試験圃場の視察が実施されました。
とても勉強になりました。
農家として半人前の私にとって、茶樹は思うように育ってくれない、気まぐれな存在に見えます。
愛犬・チワワの健太と接しているの同じような感じ。
話は飛びますが、
農業がAI化していくのは賛成ですし、
後世に残していくために大切なことです。
しかし、ちょっぴり「ふんっ」と思っているのも事実。
畑に入ったときの感覚やイメージはコンピュータで数値化できるのであろうか。
人が多く畑に入り、手をかけ、試行錯誤していくことで、
温かみのある農作物ができると思います。
(古い考えなのです)
私の尊敬する。私が目指すお茶を生産する先輩方は
共通して「畑を研究している」。
まだまだ自分は半人前だなと痛感します。